腹式呼吸をまとめると

・息を高い圧力で出そうとすると、肺にたくさんの空気を入れなければならない。

・腹式呼吸とは、息を吐く方法をさすのでなく、息をたくさん入れるためにどうするかを考えた呼吸法です。

・たくさん入れるためには、胸式では無理で、横隔膜を下まで下げきり、肋骨の下を大きく動かすことが必要です。

・たくさん入れれば、肺の周囲の筋肉が強い圧力をかけることができます。


腹式呼吸のイメージについて長々と述べましたが、鍛え方についてもひとネタふります。

横隔膜は力を入れないと緩んで凸型に肺のほうに盛り上がっています。(図1緑線)力を入れると収縮して下に下がります。(図1オレンジ線)

このことから、横隔膜を強くしても、息を吸う力は増しても、吐く力は増さないことが分かります。
横隔膜を鍛える方法は体操で無理ですから、ロングトーンするか、口をすぼめて抵抗を増やし呼吸をする、強制呼吸方法が有効です。これは呼気を強くする練習です。

吹く力を強くするためには、内臓を解して腹膜を押し上げる腹筋と、肺と肋骨を内側に絞りこむ、服横筋が大切です。直接的なものは腹横筋のほうです。エクササイズに関してはとても詳しいサイトがあります。こちらを参照してください。(eBody)

むやみに朝練習で腹筋をしてもだめだよ、と過去の私に言ってあげたい。






 
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一定の容量を越すと、力は減ってきますが、生理的な範囲内で考えれば、息を吸えば吸うほど力は増します。