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装飾音
 

装飾音は旋律に関係なく、音符を装飾するために使われる短い音符のことです。バロック音楽では旋律をきらびやかにかざるプラルトリラーなどが頻繁に登場し、バロックらしさを演出しています。


ケーナで現代の曲を演奏する際には、音符を装飾するというよりアクセントとして、またはタンギングの代わりに音符を切るのに使うと効果的です。


注意:装飾音符は、名前や記譜法が一般的ではなくやたらと難しそうに感じます。
名前も記譜も覚える必要はまったくありません。めんどうなら読まなくてかまいません。動画を見て、音で思えていただければ十分です




「Scarborough Fair」

イギリスの伝承曲「Scarborough Fair」 良い曲ですね
譜面そのままで吹いてもすばらしい曲ですが、装飾音をいれると、よりコッテリとして聴きごたえがあります。装飾音符の例に使わせてもらいます。


代表的な装飾音符


-point-
言葉や記譜法は、覚える必要ない



・前打音


まず、出だしのミーミですが「前打音」を使います。これは、小さな8分音符や斜め線の入った音符であらわします。基本の音を出す寸前に、上や下の音を基本の音に向かってサッと出します。音が2つ以上あると複前打音といいます。


最初の音が切れがよくなり、印象に残ります。非常によく使うテクニックです。覚えておきましょう。



・プラルトリラー


次のシーシは、前打音の前にプラルトリラーという装飾音を入れます。
二分音符のシの上にwのようなマークがありますね。これプラルトリラーの記譜法。
この記号がある場合は、右のように基本の音から上に上げてすぐに下げる。タララ〜って感じですね。これもとてもよく使うテクニック。



   プラルトリラー記譜    実演奏


・モルデント


プラルトリラーのマークの真ん中に線が入っているのはモルデントといって、基本の音の下から入って戻る。



 プラルトリラー記譜    実演奏     モルデント記譜   実演奏


-point-

旋律にない音を一瞬出して、元の音を印象付けるのが装飾音
譜面に指示がなくても、自分のセンスを信じてどんどん入れてしまいましょう
入れ方が分からない場合は、上記の譜面を見て基本パターンを練習します



装飾音符付き演奏


最初の譜面を、装飾音符付きで記譜しました。
演奏を聞いて、譜面と実際の装飾音がどのようになっているか覚えましょう。
譜面は前半だけしか記載してありません。こんなもの、くらいに覚えておけばいいと思います。


「Scarborough Fair」



「Scarborough Fair」
装飾音、多めで吹いてみました



唄う


カラオケーナでは、譜面無しで耳で覚えて演奏することをお勧めしています。
譜面を見ると、音符を追うことだけで満足してしまい表現することがおろそかになるからです。


メロディーを覚えたら、前打音からのポルタメント、プラルトリラーからのポルタメント、指を指孔にかざして音程を不安定にする、音の終わりに音程を下げてみる、など、いろいろ工夫しながら自分なりの音楽を表現しましょう。それが、唄うということです。


音量変化やヴィブラートはやりすぎかな?と思うくらいでちょうどいいみたい。指揮者の小澤征爾氏は、若手の音楽家に下品になるくらいでいい、もっと感情的に!って言ってました。私もそう思う。


point


装飾音符だけでなく、指をずらしたり、かざしたり、して音程の変化で味を出します
ケーナは唄ってなんぼです






quena andante
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