ケーナ製作記録
05/22/05                           
長い間塩ビ管と格闘していましたが、ちょっと飽きてきました。ということでひさしぶりに、きれいな女竹を使って妻のケーナを作りました。テーマは「女性にやさしいケーナ」17mmとやや細身で、小さな指穴です。小さないプレッシャーで音程が合うようにしました。オクターブも弱い息でもなんとかなるようにチューニングできました。私が吹くとえらく高い音になります。

きれいな竹でしたので、皮はそのまま残しピカピカに磨きました。フローリング用の蝋で仕上げるとネットリとした輝きになり、喜んでもらえたようです。
05/30/05                           
以前作ったのと同じ、斑点が入った竹で作りました。曲がりがきついのですが、押さえ易さよりも、音質重視で歌口の位置を決めました。歌口側が19mmとやや太く、管尻が17mmとちょっとテーパーがきつい竹でした。これだけ違うと管尻の内径を削るにも限界があります。直管にはできませんし、削り過ぎるとぺらぺらな音になります。

低音のチューニングが難しくなるので、管尻はコルクにして、動かしながら一番よい位置を見つけます。指穴は11mmか12mmほしいところですが、オクターブがずれそうなので10.5mmとやや控えめにしました。それでも30セント以上ずれました。残念・・

歌口が納得できず、何度も削っているうちに大きくなりすぎてしまいました。そこで木工パテで埋めて再形成。これで、なんの問題もなく音がでます。輸入ものの大きな歌口もこの方法で生まれ変わりますよ。お試しください。

あまり神経質にチューニングできませんが、耳で聞いて違和感のない程度にはなりました。2Fより上の音はあまり品がよくないなあ・・。


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