ボリビアタイプとペルータイプに分かれています。運指が違いますのでお持ちの楽器がどちらのタイプか間違うと、正確な音程が出ません。昔からフォルクローレの好きな方はペルータイプを吹かれる方がいますが、現在販売されているのはほとんどがボリビアタイプです。このサイトでもボリビアタイプを前提にしています。
上 アルゼンチンケーナ 下 ボリビアケーナ
アルゼンチンは細めで、指孔が全体的に小さい。上から四番目の孔が他の孔とあまり変わらない大きさ。ボリビアは、太め、指孔大き目、4番目の孔は他の孔よりも2oほど小さくい場合が多くなっています。
材質は、カーニャを使うのが一般的ですが、日本の制作者はほとんどが女竹を使って制作されています。木製も人気があり、
黒檀のように固いものも販売されています。このサイトでは、アクリルや塩ビ管で手軽に楽しめる方法も紹介します。
上から:カーニャ 女竹 骨歌口木管 紫
檀 塩ビ管 アクリル管
音色に最も影響があるのが奏者の違い、次に設計の違い、最後に材質です。演奏している人は違いが分かりますが、聴いている人にはわからない程度の違いです。
小さな差ですが、カーニャはまろやかで豊かな音質、女竹は芯のしっかりした力強い音質、など材質による違いは感じます。